合宿免許

合宿とは

学校が紹介するホテルや宿泊所に泊まりながら受講することで、短期集中型のカリキュラムを実現し、二週間前後で卒業できるプランを指します。通学すればひと月以上要することを考えると、なるべく早く免許を取得したい受講生にとって最適なプランといえるでしょう。入学時に支払う料金には宿泊費や食費等が含まれており、運転スキルの習得に専念できるのも魅力です。

合宿免許のメリットは連日学べるところにあります。通学の場合、教習日程は教習所と受講生双方の事情が噛み合わず、飛び飛びに組まれることも少なくありません。例えば大学の春休み期間は大変に混み合うため、受講生は好きなように予約を取ることが困難です。断続的な学習は功を奏することもありますが、不器用な人ほど細かい運転感覚を忘れてしまいやすく、教習期間中に自信を喪失する人も現れます。翻って合宿は忘れる前に受講するため、習得スピードに受講者の運転能力差が反映されにくく、安心して臨むことができます。但し、春休み中の合宿は割高となる傾向があります。

メリットがあればデメリットもあるのは合宿免許も同様です。予め日程が密に組まれているため、急な私用、仕事を疎かにしなければならないこともあります。また前述したように、学生の長期休暇中の合宿は料金が高い傾向にあります。さらは自宅に帰れないこともデメリットかもしれません。数週間を短いと感じる人もいれば、逆に長いと鬱積する人もいます。特に個室を割り当てられず、相部屋で過ごさなければならない場合、ストレスは相当なものになるでしょう。プライベートな時間を犠牲にする覚悟を持てない人は、安易に申し込むべきではなく、注意を要します。

学校の選択

短いとも長いとも言える合宿期間ですが、二週間の共同生活で誰とも関わらないわけにはいきません。受講生同士がどのように時間と空間とを共有するのが理想なのかは重要な選択基準です。例えば人付き合いが苦手で、なるべく静かな環境に身を置きたいのであれば、本やDVDが豊富に用意されている合宿所を選ぶと良いでしょう。旅行気分を味わいたい人は、テニスコートやカラオケの利用も可能なところを調べてみてください。

合宿免許

また、宿泊施設が教習所から近いのか、それとも遠いのかを、きちんと把握しておきましょう。教習所から近ければ時間のロスが少なくてすむため、定刻の起床が苦手な人には合っている一方、受講生同士が顔を合わせる機会もそれだけ多く、ストレスになるかもしれません。友達を作ることも目的の一つなら最適なプランですが、相性の良くない人が近くに泊まっている可能性も考慮する必要があります。逆に遠方のホテルは、教習から解放された後にプライベートな時間を過ごしたい人にお薦めします。遠くて不便だと思われるかもしれませんが、送迎用のバスが料金に組み込まれているプランも多く、その点は心配することもなさそうです。

さて、学生が頭を悩ませる選択基準の一つが教習費用です。料金に大きく反映されるのは宿泊施設なので、お 金を工面するのが大変な学生は寮を利用するのもよいでしょう。ホテルのような贅沢気分は味わえないものの、寮母等が在中してくれるところなら女性も安心して利用できます。経済的余裕のある学生はホテル等を選ぶかもしれませんが、ホテルのサービスを予め調べる手間がかかります。

最後に「保証」について述べることにしましょう。万一筆記試験や技能試験等に失敗した場合、教習時間や宿泊日数が増えることになりますが、入学時に保証金を支払えば、それらの費用が加算されずに済みます。自信のない人は検討してみるのも手でしょう。